東京海上・インド・オーナーズ株式オープン「インドに熱視線 ! vol.2」

2020/10/13

インドのオーナー企業のご紹介①

東京海上・インド・オーナーズ株式オープンは、東京海上・オーナーズシリーズの第2弾として、2020年4月に設定された公募投資信託です。インドの企業の株式等の中から、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成長性・収益性に比較して割安であると判断される銘柄へ投資します。

本レポート「インドに熱視線!」では、有望な投資先として注目を集めるインドの魅力や、そこで活躍するオーナー企業などについてご紹介していきます。

今回は、「インドのオーナー企業のご紹介①」です。

オーナー企業に着目する理由

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当ファンドは、人口動態や経済改革などから投資先として注目されるインドのオーナー企業に投資を行います(投資先としてのインドの魅力については、「インドに熱視線!vol.1」をご覧ください)。オーナー企業とは、経営者が主要な株主である企業のことであり、米国であればアマゾン・ドット・コム(CEOはジェフ・ベゾス氏)、日本であればソフトバンクグループ(代表取締役会長兼社長は孫正義氏)などが世界的に有名なオーナー企業として挙げられます。

こうしたオーナー企業は、経営者自身が株主であるため株主目線の経営を行う傾向が強く、長期的な利益成長が期待できます。また、経営者の決定が実質的な最終方針となりやすいため、新規事業への取り組みや撤退などの意思決定が早く、経営戦略の柔軟性が高いことも特徴です。

※アマゾン・ドット・コム、ソフトバンクグループは当ファンドの投資対象ではありません。

こうした特徴を有するオーナー企業への長期的な投資は、高いリターンが期待できます。下図はご参考として、米国オーナー企業指数と米国の主要な株価指数であるS&P500種指数の長期リターンを表すグラフを掲載していますが、米国オーナー企業指数はS&P500種指数を大きく上回る実績を残していることが見てとれます。

米国オーナー企業指数と米国主要株価指数の推移

  • (出所)ブルームバーグ
  • ※1990年12月31日を100として指数化しています。
  • ※米国オーナー企業指数(U.S. Wealth Index)及び米国主要株価指数(S&P500種指数)は、当ファンドのコンセプトをご理解いただく目的でご紹介するものです。米国オーナー企業指数は、米国上場のオーナー企業で構成される株価指数で、経営者(CEOや経営権を有する会長など)の個人資産が5億米ドル以上かつ自社普通株式の保有が1億米ドル以上等の条件を満たす企業で構成されています。米国主要株価指数は米国の証券取引所に上場されている銘柄のうち時価総額の大きい主要な500社で構成される米国の代表的な株価指数です。なお、米国株は当ファンドの投資対象ではありません。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。

インドのオーナー企業のご紹介

では、インドには具体的にどのようなオーナー企業が存在するのか、当ファンドで保有しているインドのオーナー企業についてご紹介します。


リライアンス・インダストリーズ(組入比率:9.0%)
※ 組入比率は2020年9月30日時点。純資産総額に占める割合です。

EBITDA比率

◆ 企業概要
リライアンス・インダストリーズ(以下、RILとします。)は、石油・化学品事業を中心としたインド最大のコングロマリット(複合企業)です。将来の成長を見据え、近年では事業の足場を小売業や通信を中心としたデジタル分野にシフトさせています。

傘下のデジタル事業戦略子会社「ジオ・プラットフォームズ」が展開する携帯電話事業はインドでトップシェアを誇り、膨大なユーザーを対象に様々なモバイルサービスを展開。インターネットのエコシステムとして急速に発展しています。

RILを率いるのは会長兼社長のムケッシュ・アンバニ氏。同氏は、TIME誌の 「100 Most Influential People (最も影響力のある人々) 」 に2019年に選出されています。

  • ※EBITDAとは、Earnings Before Interest,Taxes,Depreciation and Amortization の略であり、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益のことを指します。


◆ 足もとのトピック
2020年7月、RIL傘下のジオ・プラットフォームズに対して、米グーグルが大型の投資を行うことを発表しました。インド独自のニーズに対応した新製品・サービスの開発で協力するとされています。ジオ・プラットフォームズには米フェイスブックや大手投資会社のKKRなども今年、出資を行っています。

ジオ・プラットフォームが投資対象として注目を集める要因としては、インドで4億人近いユーザー(携帯電話契約者数)を持つことが挙げられます。RILのデジタルサービス部門については、この顧客基盤を活用することで、通信とEC(電子商取引)の融合などを通じて事業拡大が期待されていると考えられます。

 

株価の推移

  • (出所)ブルームバーグ
  • *インド株価指数:S&P BSEセンセックスインデックス
  • ※2015年9月30日を100として指数化しています。
  • ※S&P BSEセンセックスインデックスは、当ファンドのベンチマークではありません。

  • ※上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み入れを保証するものではありません。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。

インドに熱視線 ! vol.3「インドのオーナー企業のご紹介②」

インドオーナーズのイメージ

ここまで本レポートをご覧いただきありがとうございます。
次回もぜひインドの魅力にお付き合いください。

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