2020/10/13
東京海上・インド・オーナーズ株式オープンは、東京海上・オーナーズシリーズの第2弾として、2020年4月に設定された公募投資信託です。インドの企業の株式等の中から、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成長性・収益性に比較して割安であると判断される銘柄へ投資します。
本レポート「インドに熱視線!」では、有望な投資先として注目を集めるインドの魅力や、そこで活躍するオーナー企業などについてご紹介していきます。
今回は、「インドのオーナー企業のご紹介①」です。
では、インドには具体的にどのようなオーナー企業が存在するのか、当ファンドで保有しているインドのオーナー企業についてご紹介します。
◆ 企業概要
リライアンス・インダストリーズ(以下、RILとします。)は、石油・化学品事業を中心としたインド最大のコングロマリット(複合企業)です。将来の成長を見据え、近年では事業の足場を小売業や通信を中心としたデジタル分野にシフトさせています。
傘下のデジタル事業戦略子会社「ジオ・プラットフォームズ」が展開する携帯電話事業はインドでトップシェアを誇り、膨大なユーザーを対象に様々なモバイルサービスを展開。インターネットのエコシステムとして急速に発展しています。
RILを率いるのは会長兼社長のムケッシュ・アンバニ氏。同氏は、TIME誌の 「100 Most Influential People (最も影響力のある人々) 」 に2019年に選出されています。
◆ 足もとのトピック
2020年7月、RIL傘下のジオ・プラットフォームズに対して、米グーグルが大型の投資を行うことを発表しました。インド独自のニーズに対応した新製品・サービスの開発で協力するとされています。ジオ・プラットフォームズには米フェイスブックや大手投資会社のKKRなども今年、出資を行っています。
ジオ・プラットフォームが投資対象として注目を集める要因としては、インドで4億人近いユーザー(携帯電話契約者数)を持つことが挙げられます。RILのデジタルサービス部門については、この顧客基盤を活用することで、通信とEC(電子商取引)の融合などを通じて事業拡大が期待されていると考えられます。
ここまで本レポートをご覧いただきありがとうございます。
次回もぜひインドの魅力にお付き合いください。
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