2020/07/09
東京海上・グローバルペット関連株式ファンド(為替ヘッジなし)/(為替ヘッジあり)(愛称:ぽちたま)は、国内唯一(*1)のペット関連企業を主要投資対象とする公募投資信託です。現在、各種報道(*2)にもある通り、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い在宅勤務が急速に普及したことなどをきっかけに、ペット関連株に注目が集まっています。
本レポートでは、ペット関連企業の魅力について3回にわたってご紹介していきます。
今回は、「コロナショック下でのペット関連企業のディフェンシブ性」です。
ペット関連企業のディフェンシブ性(マーケットの変動を受けにくい傾向)をご理解いただくために、まずは、「ぽちたま」の年初来の運用状況をご紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う都市封鎖の影響で、多くの産業が打撃を受け、年初来、世界株式(*3)は大きく下落しました。
そのような環境下、ファンドの基準価額は相対的に底堅く推移し、コロナ前の水準を早期に回復しました。年初来の騰落率は、「為替ヘッジなし」が+12.1%、「為替ヘッジあり」が+14.3%となり(2020年6月30日時点)、同期間の世界株式が▲8.4%と下落する中、ファンドのパフォーマンスは世界株式を大きく上回って推移しています。
期間:2019/12/30~2020/06/30、日次
コロナショック下においてもファンドの基準価額が底堅く推移した要因としては、以下の2点が挙げられます。
それぞれ詳しく解説します。
ペットは生き物であり、また「【Pick Up】ペット関連企業が注目!なワケ vol.1」でご紹介したように家族の一員として大切な存在です。そんなペットに関連する各種サービス(ペットフードやペットの日用品、ペット医療など)は、ペットが生活するための必需品であり、日常的に消費されることから、景気が落ち込んでも消費は減少しにくい傾向があります。
そのため、景気低迷下においても消費の安定性は高く、ITバブル崩壊、リーマンショック、欧州債務危機などの局面でも安定して成長してきました。
今回のコロナショック下においても、ペット消費のディフェンシブ性の高さが発揮されたと考えています。
期間:2000年~2019年、年次、米ドルベース
ペット関連市場は、アフターコロナの世界においても成長が期待できると考えています。
今後、在宅勤務の普及など人々の生活様式に変化が出てくることが予想されます。これまで、特に働く世代にとっては、日中家を留守にすることがペットを飼うことに躊躇する一つの要因でした。しかし今後、在宅勤務の普及に伴いペットを飼う人が増えたり、ペットと過ごす時間が増えることが予想され、それらを背景にペット関連消費も増加していくことが期待されます。
実際に、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、米国などではペットの飼育数が増加しているという報道もあり、犬や猫の平均寿命が10年以上であることを考えると、今後も継続的なペット関連消費の増加が期待できます。
このように、アフターコロナの世界における成長産業となるという期待も、ペット関連企業の株価を下支えしたと考えています。
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