東京海上・インド・オーナーズ株式オープン「インドに熱視線 ! vol.4」

2020/12/10

インドのオーナー企業のご紹介③

東京海上・インド・オーナーズ株式オープンは、東京海上・オーナーズシリーズの第2弾として、2020年4月に設定された公募投資信託です。インドの企業の株式等の中から、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成長性・収益性に比較して割安であると判断される銘柄へ投資します。

本レポート「インドに熱視線!」では、有望な投資先として注目を集めるインドの魅力や、そこで活躍するオーナー企業などについてご紹介していきます。

今回は、前回に続き「インドのオーナー企業のご紹介」です。

インドのオーナー企業のご紹介


TCI エクスプレス(組入比率:2.0%)
※ 組入比率は2020年11月30日時点。東京海上・インド・オーナーズ株式マザーファンドの純資産総額に占める割合です。

◆ 企業概要/オーナー経営者

売上推移

TCI エクスプレスはBtoB(企業間取引)分野、特に成長を続けるインドの中小企業向けに注力している物流企業です。1996年にTransport Corporation of India (TCI) の一部門として設立され、2016年に分割されました。

同社はインド国内に貨物ピックアップ拠点を4万ヶ所以上保有し、それらの物流ネットワークを活用した迅速な配送サービスを強みとしています。

TCI エクスプレスを率いるのは、創業者の息子で、経営戦略と財務の双方を担当するChander Agarwal氏。同氏は、TCI エクスプレスの独自性の高いビジネスモデルを確立し、インド全土に広がる物流ネットワークの構築を主導するなど、強力なリーダーシップを有する経営者であると捉えています。

◆ 投資先として注目しているポイント

イメージ画像

 

・外部環境変化による成長性
インドでは取引の種類により異なる国税や、州ごと異なる税率など複雑な税制がビジネスを展開する上での障壁となっていました。これを簡素化する税制(GST)が2017年に導入されたことで、物流企業は複数の倉庫や製造拠点を設けるなどの非効率な設備投資をする必要がなくなりました。こうした要因もあり、インドの物流業界はGDP成長率の1.5~2倍の成長が期待されています。

・市場シェアの拡大
インドの物流業界は、多数の地場企業が存在し、全国的な事業者は一部にとどまるなど、非効率的な市場です。TCI エクスプレスは、インド全土に広がる効率的な物流ネットワークを整備しており、さらなる市場シェア獲得に有利な立場にあります。また、利益率の高い小口貨物に注力している点も注目できるポイントです。

・優れたビジネスモデル
TCI エクスプレスは、業界で最も低いコスト構造と最高の収益率を持つアセットライト(資産保有を最小限にする)なビジネスモデルを有しています。このビジネスモデルは、新型コロナウイルスが引き起こした混乱の間も、有効に機能しました。また、同社のビジネスは、単一のクライアントからの収益貢献が全体の収益の1%未満であり、ベンダーの集中リスクが分散されている点も評価できると考えています。

※画像はイメージです。

株価の推移

  • 出所:ブルームバーグ
  • *インド株価指数:S&P BSEセンセックスインデックス
  • ※TCI エクスプレスの上場日である2016年12月15日を100として指数化しています。
  • ※S&P BSEセンセックスインデックスは、当ファンドのベンチマークではありません。

  • ※上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み入れを保証するものではありません。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
  • ※当資料はTCI エクスプレスの開示資料及び東京海上アセットマネジメント・インターナショナルのコメントを基に東京海上・アセットマネジメントが作成しています。

インドに熱視線 ! vol.5「2020年の運用実績の振返り」

インドオーナーズのイメージ

ここまで本レポートをご覧いただきありがとうございます。
次回もぜひインドの魅力にお付き合いください。

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【ご留意事項】

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