2021/09/22
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ファンドの運用状況(2020年12月末~2021年8月末)
ペット関連市場の成長性と企業の好決算に支えられ、堅調なパフォーマンスを維持
- 当ファンドの年初来からのリターンは、為替ヘッジなしが+20.5%、為替ヘッジありが+14.7% (2021年8月末時点、税引前分配金再投資ベース)と堅調に推移しました。
- ペット関連市場は、「ペットの家族化」、「ペット関連消費の高級化」、「新興国におけるペット需要拡大」という力強い成長要因に支えられ堅調に推移しており、ペット関連企業の良好な決算を背景に、ペット関連企業の株価も上昇基調で推移しました。
運用効率の高さも魅力
- 当ファンドは2020年12月末以降、主に株式に投資を行う国内籍追加型株式投資信託の中でも、継続して高いシャープレシオ*を維持しており、良好なパフォーマンスに加えて、運用効率の高いファンドであることがわかります。
- 出所:QUICK投信分析システム
- *シャープレシオ:運用効率の高さを示す指標。リスクを取って運用した結果、安全資産(リスクがゼロと仮定した資産)から得られるリターンをどの程度上回ったのかを表します。
- ※グラフの各時点のQUICK投信分析システムにおけるQUICK属性「投資対象資産:株式(国内外の株式、除くETF/DC・ラップ・SMA専用)」、「投資対象地域:海外、内外」、かつ3年以上の運用実績を有する国内公募追加型株式投資信託の3年シャープレシオ(年率)が対象。対象ファンド数は、グラフ下の数値を参照。
- 出所:ブルームバーグ
- 世界株式:MSCIワールドインデックス(トータルリターンベース、円換算ベース)
- ※MSCIワールドインデックスは当ファンドのベンチマークではありません。
- ※世界株式は2017年6月30日を10,000円として指数化。数値は、基準価額の評価時点に合わせるため、前営業日の指数値と当日の為替レートを用いて算出。
- ※基準価額、基準価額(税引前分配金再投資)は1万口当たりで表示、信託報酬控除後のものです。
- ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
組入銘柄のご紹介
プラス寄与銘柄
ペット関連市場の成長期待により、ペット関連企業へのM&Aの動きが活発化
ズープラス
(一般消費財・サービス、ドイツ)
- 欧州のペット用品オンライン販売会社。
- 過去5年の売上高は年平均20%程度伸びており、急成長を遂げている。
- 2021年8月13日、米国のプライベートエクイティ、ヘルマン・アンド・フリードマンからの買収提案の受け入れを発表し、ズープラスの株価は前日比で+41.1%上昇。
- その後、2社からも買収提案を受けており、同ビジネスへの関心の高さが伺える。
新規組入銘柄
ペット関連市場の成長で、新規上場企業も増加
Vimian Group AB
(ヘルスケア、スウェーデン)
- スウェーデンのペット用ヘルスケアサービス会社。
- 2021年6月に欧州の中小型の成長企業が上場するマーケットに上場。
- ペットの高齢化、健康問題によるペット用ヘルスケアサービス需要増加で同社の長期的な利益成長に期待。
The Original BARK Company
(一般消費財・サービス、米国)
- 2021年6月、ニューヨーク証券取引所に上場した、米国のペット用品オンライン販売会社。
- 毎月定額でペット用おもちゃを提供するサブスクリプション型サービスを提供。
- サービス利用者の好みなどのデータ分析に強み。
- 商品カテゴリー拡大による同社の長期的な利益成長に期待。
ファンド・マネージャー注目銘柄
ペット保険にとどまらない、業界に必要不可欠なインフラプレーヤーへ
アニコム ホールディングス
(金融、日本)
- 年率二桁成長を遂げる日本のペット保険市場最大手企業。
- ペット保険事業以外にも、幅広くペット関連事業を展開しており、遺伝子検査事業、ブリーディングサポート事業、どうぶつ診療関連事業など、ペットの生前からお別れまで各ライフステージにおいてサービスを提供。
- 差別化された商品・サービスを提供する同社は、ペット業界にとって必要不可欠なインフラプレーヤーとなる可能性があり、長期的に高い利益成長を達成すると期待される。
海外株式市場の動向
- 2021年8月までの株式市場は上昇基調で推移しました。1月に米国ジョージア州の上院選挙の結果を受けて、民主党が大統領と上下両院を支配し、1.9兆米ドル規模の追加経済対策法案が成立したことや新型コロナワクチン接種の進展を受け、景気回復期待が高まったことなどが上昇要因です。
- その後、FRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和縮小が懸念されたことやデルタ株の感染拡大を受け、下落する局面もありましたが、堅調な企業決算が株価の下支えとなり、2020年末対比で上昇しました。
- ※上記に記載の銘柄は、2021年8月末時点の東京海上・グローバルペット関連株式マザーファンドの保有銘柄です。
- ※上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み入れを保証するものではありません。
- ※上記は過去の実績および将来の予測であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
- ※上記は作成日時点の当社の見解であり、予告なく変更する場合があります。
海外株式市場と当ファンドの今後の見通し
不変的な成長ドライバーが支える、ペット関連市場の成長は今後も継続
- 海外株式市場は、FRB(連邦準備制度理事会)が年内に量的緩和の縮小に向かうことが予想されるほか、今後経済成長の鈍化が想定されることから、株価の上値は重くなることが予想されるものの、堅調な企業業績が市場の下支えになると考えています。
- 中長期的には、ワクチン接種の進展による新型コロナウイルスの世界的な収束に伴う経済活動の本格的な再開と、バイデン米政権による大規模な追加財政支援策が企業業績の拡大を後押しすることが期待され、緩やかな上昇基調が継続すると想定しています。
- ペット関連市場については、「ペットの家族化」「ペット関連消費の高級化」「新興国におけるペット需要拡大」に加え、「在宅勤務の拡大」などの新たな生活様式の変化を背景に引き続き成長していくと考えています。これらは新型コロナウイルスの感染拡大以前から長く続いてきたトレンドであり、アフターコロナの世界においてもペット関連市場の成長を支える要因になると考えています。
- その中でも、ペット用品のEコマース(インターネット取引)、ペット医療、ペット保険など、ペット関連市場の中でも高い成長が期待できると考える分野に注目しており、引き続き高い競争優位性を持ち、持続的に高い利益成長を達成できると考える銘柄を中心に組み入れていく方針です。
ファンド・マネージャーが考えるペット関連市場成長のポイント
ペットと人間の安心・共生社会の実現
- ペット関連市場の持続的な成長にはグローバルにペット愛好家の数が増加し、ペットを家族同様に迎え入れ、ペット一匹にかける消費が持続的に伸びていくことが必要です。そのためには、「ペットと人間の安心・共生社会の実現」が重要だと考えています。
- 当ファンドでは、投資を通じて、「ペットと人間の安心・共生社会の実現」に対して、前向きな取組みを行っている企業を引き続き応援していきたいと考えています。
「ペットと人間の安心・共生社会の実現」に向けた取り組みを積極的に行う組入銘柄
フレッシュペット
(生活必需品、米国)
- 米国の高級ペットフードメーカー。
- 「新鮮で健康的な食品を提供し、人間と動物の絆を育む」ことの一環として、これまでに1,100万食を超える動物向けの食事を動物保護施設等に寄付。
- 動物保護施設などで保護されている犬や猫が里親に出会うまで、食事の面からサポートする取り組みを行う。
- ※上記に記載の銘柄は、2021年8月末時点の東京海上・グローバルペット関連株式マザーファンドの保有銘柄です。
- ※上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み入れを保証するものではありません。
- ※上記は過去の実績および将来の予測であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
- ※上記は作成日時点の当社の見解であり、予告なく変更する場合があります。