東京海上・グローバルペット関連株式ファンド「決算発表からひも解く!ペット関連企業の力強さ vol.2」

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2021/05/20

足元では、ペット関連企業が続々と会計年度および四半期決算の発表を行っています。
在宅勤務の浸透などのライフスタイルの変化を背景にペットの飼育需要が増加したことから、総じて堅調な決算となり、引き続きペット関連企業の業績成長とともに、株価も堅調に推移することが期待できる内容となりました。

当ファンドの保有銘柄の主な決算についてご紹介します。

ゾエティス(組入比率:7.8%)

ゾエティスの売上高の推移

同社は、米国の動物用医薬品メーカーです。

2021年1-3月期の決算は、ペット関連の医薬品の売上が大幅に増加したことなどを背景に、売上高が前年同期比+22%、EPS(一株当たり利益)が同+33%と大幅な増収増益となりました。同社のPeck CEO(最高経営責任者)は、「当四半期は過去最高の業績であり、我々は2021年に非常に力強いスタートを切った」と述べています。今回の堅調な決算を受け、同社は2021年通年の業績見通しを引き上げました。

動物用医薬品市場が拡大する中、高い競争優位性を背景に、引き続き大きな利益成長が期待できる企業と考えています。

アイデックスラボラトリーズ(組入比率:5.2%)

アイデックスラボラトリーズの売上高の推移

同社は、動物病院向けに血液検査や尿検査などの医療診断サービスなどを提供している米国の企業です。

2021年1-3月期の決算は、動物病院への通院数が増加していることなどを背景に、売上高が前年同期比+24%、EPSが同+82%と大きく増加しました。この結果を受けて同社は、2021年通期の業績見通しを引き上げています。

同社のMazelsky CEOは、「ペットのヘルスケアに対する強い需要が世界的に継続したことを反映し、1-3月期決算は素晴らしい結果となった」と述べており、成長が見込める動物向け医療サービス業界において、同社は全世界でトップクラスのシェアを有することから、引き続き高い利益成長が期待できると考えています。

ムスティ・グループ(組入比率:4.3%)

ムスティ・グループの売上高の推移

同社は、フィンランドのペット用品小売り会社です。

2021年1-3月期の決算は、ペット飼育需要の増加を背景に、店舗展開する全ての国の既存店売上や直営店数、新規顧客数が増加し、売上高が前年同期比+21%、営業利益が同+183%となりました。また、子犬のみにフォーカスすると、同社のサービスに新たに登録された子犬の数は前年同期比+44%と大幅に増加していることから、今後の収益基盤の強化につながったと考えています。

今後もペット用品専門店ならではの幅広い品揃え、質の高い商品・サービスを通じてペット関連市場の成長を享受することに加え、競合他社からのシェア獲得による業績成長に期待しています。

チューイ(組入比率:3.8%)

チューイの売上高の推移

同社は、ペット用品に特化したEC(電子商取引)サイトを運営する米国の企業です。

2020年会計年度の第4四半期決算(2020/11/2-2021/1/31)は、ペット飼育需要やペット用品のEC需要の増加を背景に売上高が前年同期比+51%となり、純利益は21百万米ドルと黒字化しました。

一方直近では、景気回復期待が拡大する中、米国長期金利が上昇し、これまで上昇していた高成長銘柄の株価が下落したことから、同社の株価も下落しています。しかし、ペット関連市場の成長見通しや事業戦略などに変化はなく、同社の高い業績成長性が再評価されるにつれ、株価は上昇基調に回帰すると考えています。

なお、6月に2021年会計年度の第1四半期決算(2021/2/1-2021/4/30)を発表する予定です。



株価の推移

期間:2020/02/28~2021/05/14、日次

株価の推移

  • 出所:ブルームバーグ
  • ※ 上記は過去の実績および将来の見通しであり、将来の運用成果等を⽰唆・保証するものではありません。

  • ※ 上記記載の銘柄は、2021年5月14日時点の東京海上・グローバルペット関連株式マザーファンドの保有銘柄です。
  • ※ 組入比率は2021年5月14日時点。純資産総額に占める割合です。
  • ※ 上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み⼊れを保証するものではありません。

  • ※ 各社の開示資料を基に東京海上アセットマネジメントが作成しています。


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