2020/11/26
オンライン診療は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に人々のライフスタイルが大きく変化したことから、今後、一層の市場拡大が期待される分野です。人間の世界では既にオンライン診療の普及に向けた動きがみられますが、ペットの世界でもこうした動きが出始めています。
ペット用品に特化したEC(電子商取引)サイトを運営する米国のチューイは、コロナ禍のような状況下でも飼い主が継続的に獣医師のサポートを受けられるよう、同社独自の遠隔トリアージ(*)プラットフォームを活用し、2020年10月に「Connect With a Vet(獣医とつながる)」というペット向けのオンライン医療相談サービスの提供開始を発表しました。
このサービスでは、同社と提携している獣医師と飼い主を直接オンラインで繋ぎ、飼い主はペットの健康・病気に関する質問や相談をしてアドバイスを受けたり、地元の動物病院や救急診療所への紹介などを受けることができます。オンライン上で獣医師から病状の診断、治療の提供、薬の処方を受けることはできないものの、このサービスの試行段階では、80%を超えるユーザーがこのサービスを満足と評価しました。既にフロリダ州とマサチューセッツ州でサービスを開始していますが、将来的に35を超える州に「Connect With a Vet」サービスを拡大する予定です。
今回の発表は、同社のプラットフォームの魅力度を高め、新規顧客の獲得、将来的なオンライン医療相談サービスの収益化を通して、長期的な利益成長につながると考えています。
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