東京海上・がんとたたかう投信「ギリアド・サイエンシズによるイミュノメディクス買収 ~積極的にがん関連事業の拡大を図るギリアド社~」

2020/09/16

当資料は、各種報道発表及びファンドの主要投資対象である外国投資証券「カンドリアム・エクイティーズ・L・オンコロジー・インパクト」の運用会社であるカンドリアム・ベルギー・エス・エー(カンドリアム社)の2020年9月14日時点の情報に基づくコメントを基に東京海上アセットマネジメントが作成しています。

2020年に入り、ギリアド・サイエンシズによる2件目のがん関連M&A

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2020年9月13日、米国製薬大手で新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」の開発企業であるギリアド・サイエンシズ(以下、ギリアド社といいます。)は、米国のバイオ医薬品企業イミュノメディクスを210億米ドル(約2.2兆円)で買収すると発表しました。買収価格は一株当たり88米ドルで、これは買収発表前営業日(9月11日)のイミュノメディクスの 株価終値に対して、108%上乗せした水準となります。

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ギリアド社は近年がん治療分野で積極的な投資を行っています。今回の買収の主な目的の一つは、イミュノメディクス社の革新的な乳がん治療薬トロデルヴィ(Trodelvy)の取り込みがあります。トロデルヴィは今年、トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の後期治療で承認され、承認後の最初の2か月ですでに2,000万米ドル(約21億円)の売上を記録するなど順調に販売を伸ばしています。
トロデルヴィは今後、より早期段階の治療でも承認を得る可能性があるほか、膀胱がんとホルモン受容体陽性乳がんですでに有効性を示しているため、他の適応症へも拡大される可能性があります。

イミュノメディクス 株価の推移

 

当ファンドでは、イミュノメディクス株をトリプルネガティブ乳がんの強力なフェーズ2データに基づいて購入・保有しています。同社株の継続保有に関しては、新薬の承認までの過程で、ある程度の忍耐が必要でしたが、同社株の保有は非常にうまくいきました。
近年のがん関連企業のM&Aの波が示すように、大手バイオ医薬品企業の企業価値は高まっています。新型コロナウイルスの感染拡大によって一時期はがん関連企業においてもM&A動向は静かでしたが、世界的な経済の再開により、事業拡大に向けた動きが可能になった今、M&Aの動きはさらに活発化すると考えています。

  • 出所:ブルームバーグ *1米ドル=105.94円(2020年9月14日時点)で円換算
  • ※ イミュノメディクスは、ファンドの主要投資対象である外国投資証券「カンドリアム・エクイティーズ・L・オンコロジー・インパクト」の2020年8月末時点の保有銘柄です。
  • ※ 上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み⼊れを保証するものではありません。
  • ※ 上記は過去の実績であり、将来の運⽤成果等を⽰唆・保証するものではありません。

2020年のギリアド社の動き

2020年のギリアド社は、新型コロナウイルスの治療薬「レムデシビル」で日本でも知名度が上昇しました。
大手製薬企業が、バイオ医薬品企業との提携や買収に動くなか、ギリアド社は今回のイミュノメディクス買収以外にも積極的にがん関連事業の拡大を図っています。

2020年のギリアド社の主なM&A案件

  • 出所:各種報道発表を基に東京海上アセットマネジメントが作成。
  • * 日付は案件発表月を記載、金額は、案件発表時のプレスリリース等を基に作成


ギリアド社 株価の推移

  • ※ イミュノメディクスは、ファンドの主要投資対象である外国投資証券「カンドリアム・エクイティーズ・L・オンコロジー・インパクト」の2020年8月末時点の保有銘柄です。
  • ※ フォーティーセブンは、今回のM&Aにより上場廃止となっており、ファンドの主要投資対象である外国投資証券「カンドリアム・エクイティーズ・L・オンコロジー・インパクト」においては2020年8月末時点で保有はありません。
  • ※ 上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み⼊れを保証するものではありません。
  • ※ 上記は過去の実績であり、将来の運⽤成果等を⽰唆・保証するものではありません。


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【ご留意事項】

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