東京海上・グローバルペット関連株式ファンド「決算発表からひも解く!ペット関連企業の力強さ vol.3」

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2022/03/04

足元でペット関連企業が続々と決算発表を行っています。
2020年は在宅勤務の普及によりペットと過ごす時間が増えたことからペット関連企業の決算は総じて良好なものとなりましたが、2021年の決算は徐々に経済活動が再開し、人々のオフィスへの復帰も進む中、ペット関連市場の成長の持続性が試されると考えています。

本レポートでは、当ファンドの主な保有銘柄の決算を振り返ります。

アイデックスラボラトリーズ(組入比率:7.6%)

アイデックスラボラトリーズの売上高の推移

同社は、動物病院向けに血液検査や尿検査などの医療診断サービスなどを提供している米国の企業です。

2021会計年度(2021年1月-12月)の決算を発表し、売上高は前年度比+19%の増収、EPS(一株当たり利益)は同+28%の増益となりました。引き続き動物病院への通院数が増加傾向であることに加え、同業他社とは差別化された情報管理プラットフォームの提供などが動物病院の効率的な運営に貢献したことなどを背景に、主要地域のペット向け医療診断サービスが堅調に推移し、増収増益を牽引しました。

同社は2022会計年度についてもこの傾向が続くとしており、EPSは2021会計年度対比で+8%~+11%成長すると予想しています。

ゾエティス(組入比率:7.2%)

ゾエティスの売上高の推移

同社は、米国の動物用医薬品メーカーです。

2021会計年度(2021年1月-12月)の決算を発表し、売上高は前年度比+16%の増収、EPSは同+25%の増益となりました。特に、同社の犬用寄生虫駆除剤など、ペット向け医薬品販売が堅調に推移し、増収増益を牽引しました。

同社は、2022会計年度についても、ペット関連事業の力強さが継続し市場を上回る成長が続くとしています。

ムスティ・グループ(組入比率:3.6%)

ムスティ・グループの売上高の推移

同社は、フィンランドのペット用品小売り会社です。

2022会計年度第1四半期(2021年10-12月)の決算を発表しました。売上高は前年同期比+20%の増収、営業利益*は同+21%の増益となりました。サプライチェーンの混乱やオミクロン株の感染拡大などの難しい事業環境下においても、新規出店に加え、同社のサービスに対してロイヤリティの高い顧客(ブランドに愛着を持ち、継続的に購買/利用してくれる顧客)を継続して獲得したことなどが奏功し、好業績を達成しました。

同社は、ペットケア市場の長期的な成長を牽引する「ペット・ペアレンティング(ペットを家族のように扱うこと)」の傾向は引き続き堅調であることから、北欧地域のペット愛好家の日常生活を支えるために長期的な利益成長戦略を継続するとしています。

  • * 営業利益は同社が重視している指標


上述の企業のほか、トラクター・サプライ、ネスレ、ペッツ・アット・ホーム・グループなど当ファンドで上位に組み入れている銘柄の決算は、総じて良好な結果となりました。

ペット関連市場の成長要因である「ペットの家族化」「ペット関連消費の高級化」「新興国におけるペット需要拡大」などの傾向は新型コロナウイルスの感染拡大以前から長く続いてきたトレンドであり、今回の主要銘柄の決算からもペット関連市場の成長要因の力強さと持続性が示されたと考えています。

足元の世界的な株式市場の下落を背景に当ファンドの保有銘柄の株価も下落していますが、このような不透明感が高まる局面こそ、中長期的な視点でしっかりと業績成長できる業界や企業に投資することが重要だと考えています。米国の金融政策やウクライナ情勢を巡り、短期的には株式市場はボラティリティの高い展開が予想されますが、市場が徐々に落ち着きを取り戻し、企業業績に注目がシフトしてくるにつれ、ペット関連企業の株価も上昇していく展開を想定しています。


株価の推移

期間:2020/12/31~2022/02/28、日次

株価の推移

  • 出所:ブルームバーグ
  • ※ 上記は過去の実績および将来の見通しであり、将来の運用成果等を⽰唆・保証するものではありません。

  • ※ 上記記載の銘柄は、2022年2月28日時点の東京海上・グローバルペット関連株式マザーファンドの保有銘柄です。
  • ※ 組入比率は2022年2月28日時点。純資産総額に占める割合です。
  • ※ 上記は個別銘柄への投資を推奨するものではありません。また、今後のファンドへの組み⼊れを保証するものではありません。

  • ※ 各社の開示資料を基に東京海上アセットマネジメントが作成しています。


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東京海上・グローバルペット関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:ぽちたま)



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