2021/07/06
2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)へ、企業が積極的に取り組むことの重要性が世界的に増しています。
当社は、企業の持続的成長と企業価値の維持・向上のためには、環境問題など社会全体での課題への対応に加えて、課題解決に向けた事業機会の創出が重要な要素と考えます。
ペット関連企業についても、17の目標の中から具体的なゴールを設定し、SDGsへの取組みを強化している企業が増加しています。
そうした中で、今回はペッツ・アット・ホーム・グループの取組みをご紹介します。
ペッツ・アット・ホーム・グループは英国の大手ペット用品小売り会社です。
「ペットとペットを愛する人々のためにより良い世界を創る」という企業の存在意義を掲げ、「ペット」「人々」「地球環境」という3つの重点分野において、社会的価値創造への取組みを行っています。
特に「ペット」の分野において、「2030年までに、英国の全てのペットの生活に好影響を与える」というゴールを設定し、ペット関連商品の質と安全性に関する基準の設定、責任あるペットの飼い主となるための子供たちの教育など、様々な取組みを行っています。
その中の一つに、動物保護施設の支援があります。同社は、ペットやペット愛好家のコミュニティ活動を支援する目的から、慈善財団「The Pets at Home Foundation」や同社の顧客によるコミュニティプログラム「VIP Lifelines」を通じて、動物保護施設や動物愛護団体への資金面での支援を行っています。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの動物保護施設等が資金調達の機会を失いました。そのような環境下、「The Pets at Home Foundation」は、緊急助成金を通じて200の動物保護施設等への支援を行い、年間90万ポンド(約1.4億円*)以上を拠出しました。加えて、「Share the Loveキャンペーン」というイベントを通じて、278の動物保護施設等へそれぞれ、2,000ポンド(約30万円*)の支援を行いました。また、「VIP Lifelines」では、2021会計年度に、752の慈善団体への寄付を行いました。
こうした、ペットと人の共生する世界の実現を支援する取組みは、ペット関連企業が持続的に成長していくためには重要なことだと考えています。
当ファンドでは、ペット関連市場の成長の恩恵を受け、持続的な利益成長を達成すると考える企業を中心に投資しています。そのため、投資を通じて、こうした前向きな取組みを行っている企業を引き続き応援していきたいと考えています。
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