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運用本部長

アクティブ運用への拘り

TMAMはアクティブ運用を主軸に成長してきた会社です。
国内外の各種金融・経済指標や企業財務情報(ファンダメンタルズ)等の市場判断に必要な公開情報は、現代においては瞬時に多くの投資家に行き渡ります。しかし同じ情報でも複合的な捉え方や解釈の仕方、さらには将来予想として市場に織り込まれるまでには大きな相違が生じます。そのような意味で、市場には情報の非効率性が残存しており、情報の分析力と理解力、将来の洞察力を駆使したアクティブ運用にはリターンを生み出すチャンスがあると考えています。
TMAMでは、ファンドマネージャーやアナリストが日々その市場分析力や判断力、洞察力に磨きをかけ、市場がファンダメンタルズの変化を織り込む前にその動きを予想して投資判断に活かし、人より早く行動に移すことによってアクティブリターンを得るというプロセスを徹底しています。

当社は、独自の徹底的な調査と分析を、投資の原点におきます。

当社の運用哲学です。これを実践していくうえで当社が大切にしている考えが、「リサーチオリエンテッド」と「ファンダメンタルアプローチ」です。金利や為替、株価等を判断していくための材料は千差万別。これらの材料を的確に取捨選択し、独自の徹底的な調査と分析によって投資判断を行う。これが「リサーチオリエンテッド」の投資判断です。また、投資判断にあたっては、各種金融・経済指標や企業財務情報(ファンダメンタルズ)等の分析から証券市場の本質的な価値に迫る、これが「ファンダメンタルアプローチ」です。ファンダメンタルデータと証券市場価値は長期的には連動すると考えます。短期的に大きな乖離が生じれば、長期的にこれが集束する過程でリターンを稼ぎ出すチャンスが生まれます。経験や勘に過度に頼ることなく、質の高いファンダメンタルアプローチを通じ確度の高いリターン確保が実現できると考えています。
リサーチ結果を投資判断に昇華させていく過程では、ファンドマネージャー・アナリスト間のグローバルな視点での議論を重視しています。議論に経験や年齢の差は関係ありません。自由な討議の中から一点の光を見いだす、これが投資判断の醍醐味です。

オルタナティブ資産運用

TMAMでは、2000年代初頭から伝統資産以外への投資、いわゆるオルタナティブ資産運用を本格化させました。その際、社内で運用力強化に取り組むと同時に、東京海上グループの持つ運用チームやノウハウとの統合による強化も行ってきました。
具体的には、プライベート・エクイティ(以下PE)やヘッジファンド(以下HF)の運用チームのTMAMへの統合、東京海上不動産投資顧問との合併などがあげられます。さらにTMAMでは、2018年にオルタナティブ運用本部を設立し、運用機能を集約、一元化することで、より優良な運用サービスを提供できる体制を構築しました。
TMAMのオルタナティブ運用の特徴のひとつは「カスタマイズ型の運用サービスの提供」という点です。お客様はそれぞれ異なるニーズをお持ちのため、常にお客様とのコミュニケーションを重視し、それぞれのニーズに合った運用サービスの提案(カスタマイズ型の運用やテーラーメードの報告書の作成等)を行っています。

今後について

伝統資産の運用プロダクトは類似プロダクトも多く、シェアの奪い合いです。当社の付加価値をより顕在化させた、他社にはない特徴を有するプロダクトでなければ投資家からは選ばれません。また、伝統資産のみならずあらゆる投資家層(年金運用団体、金融機関、個人投資家等)からオルタナティブ資産運用へのニーズが増加しており、このトレンドは今後も継続すると考えられます。
そのため、これからはTMAMのリサーチ力を生かした国内外株・債券といった単体プロダクトに加え、オルタナティブ資産も含めて資産総合的にトータルソリューションを提供できるプロダクトが重要になります。いつの日か伝統資産とオルタナティブ資産の垣根が低くなり、両社が一連のものとして扱われるようになる日が来るかもしれません。TMAMとしては、日ごろから部署をまたいだコラボレーションによって、より柔軟かつ複合的に、またグローバルな視点で顧客ニーズに対応していかなければならないと考えています。特に、若い皆さんには新鮮な視点で新商品開発や新しい分野のリサーチ・研究に積極的にチャレンジしてもらい、新しいアイデアやプロダクトを実現していってほしいと期待しています。

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