運用部門インタビュー

他の社員のインタビュー

 

チーフストラテジスト

「プロフェッショナリズム」とは?

既存の教科書に載っていることを学ぶだけではなく、それを乗り越える新しいコンセプトを生み出すこと、つまり、「既成概念を受け入れるのではなく壊していく」、これがプロフェッショナリズムだと考えています。
例えば、映画監督に「こういうイメージで曲を作ってください」と依頼された作曲家が、監督の描くイメージの範囲内で無難なものを作るだけでなく、監督が思ってもいなかったレベルで仕上げるのがプロフェッショナリズムです。既存の概念やコンセプトの延長上にあるものではなく、それをはるかに上回るものを生み出すのがプロであり、依頼者の想定内の水準で返すのではセミ・プロの域を出ないのではないでしょうか。
 
資産運用においては、誰でも考えつく金融商品を企画・設定しても、そこに感動はありません。「こうきたか!」とお客様が唸るような金融商品を生み出していく。もしくは、プレゼン資料を作る際には、お客様が思った通りの内容を満たしつつ、「こんなことを考えていたの?」、「すごくわかりやすい!」という具合に受け手のエモーションを動かすなどが挙げられます。仕事では、物事を左脳(理性)だけで考えやすいですが、右脳(感性)も活かすことが重要です。理性と感性の両面からアプローチをしていくことを通じて、精度が高いものを作り上げる。これがお客様の感動や納得を生み出すプロの本質ではないでしょうか。

プロフェッショナリズムを実現し続けるために

既成概念を受け入れるのではなく壊していくことを歓迎する文化、またそれを評価するマネージャーがいることが重要であると思っています。そうでないと新しいアイデアは生まれませんので、チーム全体で既存のコンセプトを打ち破っていくのをよしとする雰囲気であることが必要です。出っ張ることを尊重するような雰囲気がプロを創る源泉になります。もちろん、ステークホルダー志向やチームワークなど、組織で仕事をしていくことために大事にすることは身につけ、しっかりと実践していることが前提です。
 
また、新しいアイデアを生み出す際の議論では「否定しないこと」、「それ面白いね」というところからスタートすることが大事です。決まりやルールばかりに重きを置くのではなく、基準からはずれても構わないわけです。他の人と同じことを考えていたら付加価値は生まれません。これが、私たちが大切にしている考え方である「お客様の期待の一歩先をいく」ということになります。一歩先を行くのはなかなか難しく、実際は遅れて半歩後ろを歩いていることがよくあります。そのため、本当に一歩先を進んでいるのか常に見つめ直す必要があります。自らを省みる作業を地道にやり続ける組織でいることが重要なのでしょう。

他の社員のインタビュー

 

TMAMの仕事・社員を知る

ページの先頭へ