2021/08/23
ペット関連業界のM&A(企業の合併・買収)については、以前レポート(「ペット×○○でがっちり! vol.3 ペット×М&A」)でご紹介しましたが、ペット関連市場の成長性に着目したM&Aの動きは、足元でも続いています。
今回は、直近発表されたズープラスへの買収提案と、足元のペット関連企業を巡るM&A動向についてご紹介します。
欧州でペット用品のオンライン販売を展開するズープラスは、2021年8月13日に、米プライベートエクイティのヘルマン・アンド・フリードマン(以下、H&F)による1株当たり390ユーロでの買収提案を受け入れたことを発表しました。
ズープラスは1999年にドイツで設立され、「ペットとペット愛好家の間に幸せな瞬間を作り出す」という使命のもと事業を拡大してきました。現在は欧州30カ国で事業を展開しており、ペット用品のオンライン購入が増加するのに伴い、過去5年の売上高は年平均20%程度の伸びとなるなど、急成長を遂げています。
H&Fは今回の買収を通じて、競争が激化する欧州のペット関連市場の中で、ズープラスの新商品・サービスの開発や物流インフラの高度化など、長期的な企業価値向上のための投資を支援するとしています。
買収提案を受け、ズープラスの株価は8月13日に前日比+41.1%上昇しました。
当ファンド設定以来、組入銘柄が買収提案を受けたのは、
に次いでズープラスが4社目となります。
このほかにも、2021年6月には、
などが発表されており、ペット関連市場の成長期待の高さを背景に、ペット関連企業に対する活発なM&Aの動きが継続しています。
以上のような環境下、引き続き、ペット関連市場拡大の恩恵を受け、長期的に利益成長が期待できると考える銘柄を中心に投資を行い、中長期的な信託財産の成長につなげていきたいと考えています。
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