2020/07/07
PDFでご覧になりたい方はこちら
“守りながら増やす運用”
~4-6月期は株・REITの組入れ抑制で横ばい推移~
「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)」(以下、「円奏会」)は、運用開始から7年半が経過し、2020年6月末までの累積リターン(税引前分配金再投資ベース)が+29.7%となりました。
四半期騰落率の推移を振り返ると、2013年4-6月期の「バーナンキショック」や、2015年7-9月期の「チャイナショック」などマイナスのリターンとなる局面がありましたが、2020年1-3月期は新型コロナウイルスの感染拡大による市場の混乱の中、設定来で最大の下落となりました。
2020年4-6月期(当四半期)のリターンは-0.2%となり、日本株式、日本REITのマザーファンドが上昇した一方で、日本債券のマザーファンドが小幅に下落しました。株式・REIT市場は、国内の緊急事態宣言が解除され、正常化へ向けた動きが進みつつも、新型コロナウイルスの第2次感染拡大による実体経済の悪化や米中摩擦の再燃への懸念など不透明な相場が続いています。債券市場は、4月27日に日銀が社債の買入上限額の増額等を含む「金融緩和の強化」を決定したことが相場を下支えしました。こうした環境下、「円奏会」は日本株式・日本REITの配分比率を引き下げ、基準価額の変動を抑える対応を行っているため、ほぼ横ばいで推移しました。
「円奏会」は、基準価額の変動リスクを一定水準に抑制することによって、様々な市場環境に対応することをめざしています。今後も、ファンドのコンセプトである“守りながら増やす運用”を実現できるよう努めてまいります。
- *2012年11-12月は、設定日前営業日(2012年11月8日)を10,000円として、12月末までの騰落率としています。
- ※騰落率は、税引前分配金を再投資したものとして計算した基準価額を基に算出しているため、実際の投資家利回りとは異なります。
- ※上記は過去の実績であり、将来の動向等を示唆・保証するものではありません。