投資信託は様々な視点で分類できますが、投資信託の購入時に渡される「投資信託説明書(交付目論見書)」の表紙には、投資家に簡潔にご理解いただけるよう、主にどんな資産に投資し、収益の源泉としているかなどの商品分類が記載されています。投資信託を選ぶ際の目安にすることができますので、まずは商品分類の視点から投資信託の種類をご紹介します。
追加型 | 原則的に、投資信託が運用されている期間中いつでも購入できるもの |
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単位型 | 投資信託の運用が始まる前の当初募集期間中のみ購入できるもの |
国内 | 主な投資収益が、実質的に国内の資産を源泉とするもの |
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海外 | 主な投資収益が、実質的に海外の資産を源泉とするもの |
内外 | 主な投資収益が、実質的に国内および海外の資産を源泉とするもの |
株式 | 主な投資収益が、実質的に株式を源泉とするもの |
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債券 | 主な投資収益が、実質的に債券を源泉とするもの |
不動産投信 (リート) |
主な投資収益が、実質的に不動産投資信託および不動産投資法人を源泉とするもの |
その他資産 | 主な投資収益が、実質的に上記以外の資産を源泉とするもの |
資産複合 | 主な投資収益が、実質的に上記の複数の資産を源泉とするもの |
MMF | マネー・マネジメント・ファンドの略。毎日決算を行い、国内外の公社債や短期の金融商品を中心に運用する公社債投資信託(購入・換金は1円以上1円単位で行います。なお、一般的にMMFは、買い付けから30日未満までに換金すると1万口につき10円の信託財産留保額がかかります)。 |
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MRF | マネー・リザーブ・ファンドの略。毎日決算を行い、安全性の高い国内外の公社債や短期の金融商品を中心に運用する公社債投資信託(購入・換金は1円以上1円単位で行います。MRFは証券総合口座において、投資資金を待機させておくための商品としても利用されており、換金には手数料もかからない一方、一般的にはMMFと比べて利回りは低くなります)。 |
ETF | 上場投資信託(Exchange Traded Funds=ETF)といい、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの指標に連動するように運用されるもの(証券取引所に上場され、株式と同様に取引きされます)。 |
インデックス型 | 各種指数(日経平均株価や東証株価指数など)に連動する運用成果を目指すもの。 |
特殊型 | 投資家に対して注意を喚起することが必要な、特殊な仕組み・運用手法をもちいるもの。 |
上述の商品分類以外にも、どういった人が購入できるのか、どのような資産を組み入れられるのかなど、制度上の側面から投資信託は様々な種類に分類することができます。いくつかの区分を見てみましょう。
公募投資信託 | 不特定かつ多数(50名以上)の投資家に向けて募集する投資信託。一般的に、証券会社や銀行などで個人投資家向けに販売されている投資信託は、公募投資信託に分類されます。 |
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私募投資信託 | 少人数(50名未満)または特定の機関投資家向けに募集する投資信託。 |
公社債投資信託 | 国債や社債などの公社債、CP(コマーシャル・ペーパー)・CD(譲渡性預金)などの短期金融商品で運用し、株式を一切組入れないことを投資信託約款(投資信託の運用や運営方法について規定したもの)上で明示している投資信託。MMF(マネー・マネジメント・ファンド)、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)も公社債投資信託に分類されます。 |
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株式投資信託 | 株式を組み入れて運用することができる投資信託。実際には株式を組入れず、債券だけで運用している投資信託もありますが、投資信託約款に株式を組み入れることができる旨の記載があると「株式投資信託」に分類されます。 |
国内投資信託 (国内籍投資信託) |
日本の法令に基づいて、日本国内で設定される投資信託。 |
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外国投資信託 (外国籍投資信託) |
海外の法令に基づいて、海外で設定される投資信託。そのまま日本国内に持ち込んで証券会社などで販売する場合と、国内投資信託の投資対象とする場合(ファンド・オブ・ファンズ)があります。 |
パッシブ運用 | 市場は効率的であることから、情報を収集・分析しても長期的に市場平均を上回る運用成果を獲得するのは困難とする考え方を背景に、市場の平均的なリターンを追求する運用スタイルです。代表的な例としてインデックス運用があります。インデックス運用とは、TOPIXや日経平均株価などの市場指数をベンチマークとし、その値動きに連動することをめざして運用するスタイルのことをいいます。 |
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アクティブ運用 | 市場には非効率な面が残されていることから、適切に情報を収集・分析すれば市場平均以上の運用成果を実現するのは可能とする考え方を背景に、市場平均を上回るリターンの獲得をめざす運用スタイルです。運用の専門家(ファンドマネージャーなど)が積極的に投資対象市場・資産等をリサーチし、投資対象や売買のタイミングを判断し運用を行います。 |